ゲームニュース

『メタファー』『ペルソナ』ディレクター橋野桂氏、精神的健康を守るために“ユーザーの声”から距離を置いていると明かす:ゲーム開発とコミュニティの距離感

ゲームニュース

本ページはプロモーションが含まれています

スポンサーリンク

アトラスの最新作『メタファー:リファンタジオ』のディレクターである橋野桂氏は、発売後にプレイヤーフィードバック(ユーザーの声)を避けているとファミ通のインタビューで語りました。橋野氏は、精神的な健康を守るためにファンの意見を定期的に確認することを控えており、必要な場合は一度にまとめて確認することが多いと述べています。

――昔よりもユーザーの声がダイレクトに届く時代になってるじゃないですか。そういったところは作り手側からするとどう見えていますか?

橋野 調べなきゃいけない時期に一気に調べますけど、張り付いて見るのは精神衛生上よくないから。ほんと仕事で見るみたいな感覚ですよね、発売されちゃったら。

『メタファー』橋野桂×『野狗子』外山圭一郎対談。なかったことになる恐怖とファンタジーへの憧れが生み出す新しい“何か”
スポンサーリンク
スポンサーリンク

開発者はフィードバックにどう向き合うべき?

Redditの「r/Games」コミュニティでは、この姿勢に対する多様な反応が投稿されました。あるユーザーは「橋野氏がこのアプローチを取るのは理解できる。ゲーム開発者は精神的な負担を軽減するため、ファンの意見をあまり意識しないほうが良い」と述べ、特にオンラインコミュニティがゲームに対して厳しい反応を示すことに触れました。また、他のユーザーは「開発者がSNSを避けるのは賢明な判断だ。プレイヤーの意見は多くの場合、ゲーム開発の本質を理解していないことが多い」とコメントしています。

近年、開発者や運営に対して過度な批判や個人的な攻撃を行うユーザーが増えており、ゲームが自分の期待に応えなかった際に過剰に反応する傾向が強まっています。これにより、ファンフィードバックの取り扱いがますます難しくなっていることが浮き彫りになっています。

さらに、別のユーザーは「ゲーム開発者がフィードバックを受け入れないのは理解できるが、逆に開発者の健康を守るために、フィードバックをまとめる中間役が必要だ」との意見を提案しており、開発者がプレイヤーの意見に過度に反応しないようにする方法についても議論が行われています。

一方で、コミュニティの一部では、フィードバックを無視することに対する批判も見られます。「ゲームが発売後に高評価を得ているからこそ、ファンの意見にもっと耳を傾けるべきだ」との声も上がっており、ゲーム開発者とコミュニティの間でのフィードバックの重要性について議論が続いています。

『メタファー:リファンタジオ』の発売以降、同作は批評家やプレイヤーからも好評を博しており、オンライン上でのコミュニティ反応は盛んに行われていますが、開発者との距離感については様々な見解が示されています。

コメント この話題についてのあなたの考えや感想を、コメントで共有してみませんか?

タイトルとURLをコピーしました