コーエーテクモゲームスの開発スタジオ Team Ninjaによる新作『Rise of the Ronin』ですが、韓国でリリースされないことがSony Interactive Entertainmentから確認されたと報じられています。この決定は、ゲームディレクターのコメントが原因で韓国内での販売が不適切と判断されたためと推測されています。
『Rise of the Ronin』は、日本の幕末期を舞台にしたオープンワールドアクションRPG、19世紀後半の日本を舞台に、主なき浪人として戦い、歴史を形作っていく物語です。しかし、このゲームが韓国でのリリースが見送られることとなった背景には、歴史的な感受性や開発者の過去の発言が影響しているとの見方が強まっています。
発売中止の背後にある歴史的論争
この発売中止の背後には、開発プロデューサーおよびディレクターの安田文彦氏が本作のメイキング映像の中で、19世紀の思想家,教育者・吉田松陰を賞賛し、彼をソクラテスに例えたことが関係していると見られています。
吉田松陰は、幕末期に多くの明治維新の指導者を育てた人物ですが、彼の思想は、日本の国力強化のために韓国を征服することを検討した「征韓論」にも影響を与えました。この歴史的背景から、吉田松陰は韓国では論争の的となっています。
この発売中止の決定は、ゲーム業界とファンの間で大きな話題となっており、ゲームの内容や表現に対する国や地域ごとの受け止め方の違いが浮き彫りになりました。『Rise of the Ronin』は他の地域でのリリースは予定されていますが、韓国での販売計画がないことについて、SonyやTeam Ninjaからの詳細な説明はまだ発表されていません。
今後、開発者はこのような問題をどのように扱っていくのか、業界全体での議論が求められています。
『Rise of the Ronin』は2024年3月22日にPlayStation 5でにリリース予定です。
韓国コミュニティの反応
『Rise of the Ronin』「国内正式発売を断念」最終確定
https://bbs.ruliweb.com/news/read/193264
この件については、SIE Koreaがかなり迅速に対応したと思います。
これは意図的にゲームに非常に悪質な思想を盛り込んだため、発売しないのが賢明だと思います。ちなみに、安倍晋三が尊敬していた人物が吉田松陰です。
トレーラーを見て、本当にがっかりしましたが、悩む必要がなくなって助かります(笑)
朝鮮侵略を正当化するストーリーだなんて、今回は一線を大きく越えてしまったね。
ディレクターが吉田松陰について「日本のソクラテスだ」と言って、彼について知り感銘を受けたというようなインタビュー動画があるので、作中でポジティブに描かれるならポジティブに描かれるでしょうが、ネガティブには描かれなさそうです…