レッドラップゲームズが開発し、カカオゲームズと共に全世界で同時サービスを展開している新作MMORPG『ROM: Remember Of Majesty』(以下、『ROM』)が、韓国と台湾のGoogle Play ストアで人気ランキング1位に輝いたと報告されています。
『ROM』は、韓国、台湾、日本を含む全10地域での正式リリース直後から、大きな注目を集め、一部サーバーではキャラクター作成制限がかかるほどの大盛況を見せています。
グローバルプレイヤーを魅了する『ROM』の特徴
『ROM』は、ユーザー間の言語の壁を越えたグローバルな競争と協力プレイを実現するため、「リアルタイムチャット翻訳システム」を導入し、韓国語、中国語、日本語、英語など5つの言語でのインゲームローカライズをサポートしています。これにより、地域間の境界なく、全世界のプレイヤーが一つの戦場で競い合うことが可能になりました。
また、大規模な戦闘をサポートする低スペック対応と最適化、戦略的な戦場が特徴の領地戦や城攻め、自由度の高い経済システム、進化したPKシステムなど、本格的なハードコアMMORPGの楽しさを提供しています。
さらに、『ROM』は、レベルアップの過程がスムーズで、特に初心者や無課金プレイヤーでも50レベルまで比較的容易に到達できる点が評価されています。ゲームのバランスも良く、各職業間でのバランスが保たれており、どの職業を選んでもゲームを楽しむことができます。
開発社レッドラップゲームズは、ゲームの開発と運営を一手に担い、代表のシン・ヒョンゴンが直接「PDブリーフィング」を通じてプレイヤーと積極的にコミュニケーションを取り続けています。プレイヤーの意見を重視する姿勢が今後どのようにゲームサービスに影響するか注目です。
日本では話題にならず
韓国と台湾で大盛況ぶりを見せている一方、日本では大きな話題になっている様子はありません。Googleplayでのレビューは1.2/5点。Apple storeでは1.4/5点とユーザーからの評価も低めとなっており、主な原因は音声が日本語対応していない、リネージュとの類似性、そもそもゲームが起動しないなどの声が上がっています。
韓国や中国を含むアジアのMMORPGは、華やかで詳細なグラフィックス、派手なスキルエフェクト、そしてキャラクターデザインに重点を置き、競争的なPvP要素や大規模なギルド戦に重点を置くことが多いです。また、ゲーム内での成長や進行には時間がかかり、反復的なタスクを長時間行うことが一般的です。
一方、日本のプレイヤーもビジュアルの質を重視しますが、キャラクターデザインにおいては、かわいらしさやアニメ風の要素が好まれる傾向にあります。日本のプレイヤーは、協力的なPvEコンテンツやストーリー主導のゲームプレイを好み、ソーシャル要素やコミュニティの構築に価値を置くことが多く、ゲーム内での交流や共同作業を重視します。
『ROM』は日本人が求めるMMORPG像とは大きなギャップがあり、今後カカオゲームズ、レッドラップゲームズがどのように日本でのサービスを展開するか注目です。