Obsidian Entertainmentの新作RPG『Avowed』について、ゲームディレクターのGabe Paramo氏がGame Informerのインタビューで詳細を明かしました。
Paramo氏によると、『Avowed』のプレイ時間は『The Outer Worlds』と同程度で、サイドクエストや探索を含めると約25〜30時間、メインミッションに集中すると約15時間となるとのことです。
『The Outer Worlds』に近いマップシステムに
『Avowed』では、プレイヤーの選択がキャラクターや集落に影響を与え、ゲームのエンディングにも反映されます。恋愛要素は含まれていませんが、仲間との絆を深める多くのコンテンツが用意されています。プレイヤーは第三者視点でゲームを進めることも可能ですが、基本的には一人称視点のRPGです。
多くのプレイヤーが『The Elder Scrolls V: Skyrim』のような広大なオープンワールドRPGを期待していましたが、実際には『The Outer Worlds』に近い構造で、複数の断片化されたマップ(フラグメントマップ)が用意されています。これにより、プレイヤーは一つの広大な世界ではなく、いくつかの異なるエリアを探索することになります。
Pillars of Eternityとの関係
『Avowed』は、同じくObsidian Entertainmentが手がけた『Pillars of Eternity』と同じ世界観を共有していますが、そのストーリーを知らなくても楽しめるようになっています。『Deadfire』の数年後が舞台となり、いくつかのキャラクターが再登場しますが、彼らを知らなくても問題無いとのことです。
『Avowed』は『Pillars of Eternity』の世界を舞台にしていますが、具体的には何を意味するのでしょうか。特定の時期に設定されていますか?事前に世界観の背景を知っておくべきでしょうか?
『Avowed』をプレイするために『Pillars of Eternity』をプレイする必要はありません。多くのプレイヤーにとって『Avowed』がEoraの世界への初めての導入になると考えており、その点を考慮しています。
プレイヤーのフィードバックを受け改良中
今年1月のXbox Developer Directでのプレゼンテーション後には、戦闘システムが「やや鈍い」との批判を受けたため、プレイヤーからのフィードバックをもとに大幅な改良を受けることが発表されました。
TechRadar Gamingのインタビューで、エンジニアのGabriel Paramo氏は、「Developer Directのフィードバックは非常に有益だった」と述べています。現在、Obsidianは敵のリアクションやアニメーションのフレームごとの調整に焦点を当て、攻撃がより迅速で印象に残るものになるよう改善を進めています。
プレイヤーのフィードバックが『これ、見栄えがよくない』というものであれば、すぐにそれを優先して改善する必要があると感じました。だからすぐに取り掛かりました」
Avowed developer admits combat didn’t ‘look great’ but has been hard at work on improving it
具体的には、武器を振りかぶってから攻撃が命中するまでの遅延を短縮し、プレイヤーが効果を実感できるようにしています。また、視覚効果や音響フィードバックも含め、アニメーションのすべての側面で改良が進められています。
『Avowed』は、2024年秋にXbox Series X/SおよびPC向けにリリース予定です。