最近行われた『バイオハザード リベレーションズ』の更新は、あまり嬉しくないニュースになりました。なぜなら新しいDRMが導入され、これによりMODやCheat Engineなどの他の外部プログラムの使用が不可能になったからです。これは10年以上前のゲームであることを考えると、このニュースはかなりの驚きをもたらしました。
言及されているDRMはEnigma Protectorと呼ばれ、公式サイトによれば、「実行ファイルを不正コピー、ハッキング、変更、および非承認の解析から保護するための幅広い一連の独自の機能が組み込まれています」と説明されています。これは、暗号アルゴリズム、さまざまな難読化手法、コードの変更と仮想化を使用しています。
カプコンがEnigma Protectorの効果を試すために自社のゲームカタログからゲームを使用し、その後Denuvoの不快な結果に対応するために新しいゲームに適用するのではないかという疑念もあります。また、カプコンが最近この問題に対して特定の立場を取ったことから、カプコンがMODとの対立に踏み切った可能性も考えられます。
以前、カプコンはPCゲームにおける詐欺と海賊行為への対策として新しいDRMの導入計画を発表していました。カプコンによれば、詐欺や海賊行為は製品の価値を低下させ、企業に財政的損失をもたらす可能性があるとのことです。
いずれにせよ、不満の声は少なくありません。フレームレートが10〜15%低下したと主張する人々や、2013年にリリースされたゲームのファンをなぜ罰するのかと疑問に思う人々の双方からです。現在、このDRMは古いゲームで使用されていますが、カプコンがこれを新しいゲームにも導入し始めると、非常に不快な結果が我々を待ち受ける可能性があります。
この決定に対してゲームコミュニティは即座に反発し、多くの人々が『バイオハザード リベレーションズ』の公式Steamページのレビューセクションでカプコンを積極的に批判しています。昨日だけで、112件の否定的なレビューが投稿されています。
DRMはMODの利用を妨げるだけでなく、ゲームのパフォーマンスにも悪影響を与え、クラッシュやフレームレートの低下を引き起こしました。そして、一部の場合ではゲームがまったく起動しなくなることもありました。これらの問題のすべての後、カプコンは『バイオハザード リベレーションズ』の更新を取り下げ、謝罪をし、同時に更新が再びリリースされることを確認しました。
アップデートに関して
先日アップデートを実施しましたが、動作において不備が確認されましたので
元に戻させていただいております。ご不便をおかけしておりますが、後日改めて対応をいたしますので、しばらくお待ちください。
『バイオハザード リベレーションズ』
カプコンが本当に再びアップデートをリリースするつもりなのか、コミュニティで多くの反感を引き起こしたこの決定を考慮すると、これは推測に過ぎません。
海外では国内よりMODの文化が根づいているため、カプコンがMODを排除しようとしている動きに批判の声が集まるのは当然でしょう。
2024年に『ドラゴンズドグマ2』2025年には『モンスターハンター ワイルド』のリリースが予定されている中、MODを含めて新作タイトルを期待しているユーザーは今後のカプコンの動きに注目せざるせざるを得ないでしょう。