Nintendoは2024年に新しいゲームコンソールを市場に投入する予定であり、その中核となる技術にはNvidia製のチップが使用されると報じられています。
この新しいデバイスは、特にカスタムNvidiaチップを搭載することで、Nintendo Switchの後継機として位置づけられるとロイター通信が報じています。ただし、具体的なチップの仕様やデバイス自体の詳細はまだ公開されていません。
この次世代コンソールは、Samsungの8nmプロセスで製造される予定のNvidiaチップを採用し、グラフィック性能はGeForce RTX 2050に匹敵すると予想されています。さらに、ディープラーニングスーパーサンプリング(DLSS)のアップスケール機能をサポートし、開発者は既にこの新しいハードウェアへのアクセスを始めているとのことです。価格に関しては、既存のSwitchよりも100ドル高い、約400ドルになると見られています。
AIプロセッサーに重点を置くNvidia
Nvidiaは、クラウドコンピューティング企業やその他の顧客向けにカスタムチップを設計する新しいビジネスユニットを構築しており、これは先進的なAIプロセッサーも含まれます。この取り組みは、カスタムAIチップ市場でのシェアを拡大し、自社製品への代替品を追求する企業の数が増える中でNvidiaを守ることを目的としています。Nvidiaは、高性能AIチップ市場の約80%を制御しており、その市場地位は同社の株価を前年から40%以上押し上げ、1.73兆ドルに達しました。
この新しいNintendoのコンソールは、Nvidiaの技術と連携して、ゲームプレイ体験をさらに高めることが期待されています。特に、次世代AI技術やディープラーニングに関連する機能が、ゲーム開発とプレイヤーの体験にどのように影響を与えるかが注目されています。
Nintendo Switchと互換性アリ?
Universo Nintendoによれば、現在この新しいコンソールで作業を進めている開発者たちには、オリジナルのSwitchとの互換モードが利用可能になっており、製品の発売時までにこの点が変更される可能性は低いとされています。
ただし、この互換性が具体的にどのような形で提供されるかはまだ明らかではありません。新しいコンソールでのゲームは、オリジナルの解像度やフレームレートで動作するのか、それとも何らかの形での改善が加えられるのかが、主な疑問点として挙げられています。