Sony Interactive Entertainment(SIE)は、2024年4月1日から2025年3月31日までの次の会計年度に、『God of War Ragnarok』や『Marvel’s Spider-Man 2』のような既存の大規模シリーズの新作をリリースしない計画であることを明らかにしました。この決定は、2023年度第3四半期の決算説明会で発表されました。
SIEは、「第一線ソフトウェアに関しては、引き続き高品質な作品の制作とライブサービスゲームの開発に注力する」とし、現在も大型プロジェクトが開発中であるものの、次の会計年度には新たな大規模既存シリーズタイトルのリリースは計画していないと述べました。
また、SIEは次の会計年度において、買収関連コストの負担は軽減されるものの、販売減少の影響で自社開発ソフトウェアの利益が若干減少すると予想しています。しかし、運営利益は今年度に比べてわずかに増加すると見込まれています。
PlayStation 5の将来展望
PlayStation 5のハードウェアについても言及され、発売から5年目に入るPlayStation 5は、コンソールサイクルの後半に差し掛かる部分もあり、販売数は徐々に減少すると予想されています。それでも、PlayStation 5のインストールベースの拡大とユーザーの高い関与により、外部開発ソフトウェアの販売は徐々に拡大すると見込まれています。
Sonyが来年度に大規模な既存シリーズの新作をリリースしないことを発表したことで、ゲーム業界やファンからはさまざまな反応が寄せられています。新しいIPや非大規模既存シリーズタイトルへの期待も高まる中、Sonyの今後の動向に注目が集まっています。