発売直後から大きな反響を呼び、SONYから大きな期待を寄せられていた『Helldivers 2』ですが、発売から数ヶ月が経過した現在、プレイヤー数は90%減少し、復活の兆しは見えないようです。
発売直後は、PlayStationとPCで同時にリリースされ、PC版では発売から2週間で同時接続プレイヤー数が約45万人に達しました。しかし、4ヶ月後には同時接続プレイヤー数は約4万人までに減少。現在では、Helldivers 2はSteam同時接続プレイヤー数トップ10から外れ、Twitchでの『Helldivers 2』カテゴリーの視聴者数も数百人程度となっています。
ライブサービス型ゲームの難しさ
『Helldivers 2』は、Sonyが提供する協力型アクションシューティングゲームです。プレイヤーは銀河の平和を守るために戦い、他のプレイヤーと協力してミッションを遂行します。本作はPlayStationとPCで同時リリースされた直後から、異例のスピードでの同時接続プレイヤー数、販売本数の増加で大きな話題となりました。
『Helldivers 2』はライブサービス型のゲームであり、プレイヤーが常にゲームを続けることを前提としているためこの状況は致命的な問題となります。他のシングルプレイヤーゲームと違って、ヘルダイバー2ではプレイヤーがゲームを終えることがなく、新しい装備やコスメティックアイテム、大規模なミッション、新たな戦場が次々と追加されます。ソニーは、この形式のゲームで持続的な成功を収めたいと考えていました。
しかし、コンテンツやマネタイズの形式の失敗が要因となっているようです。ヘルダイバー2は他のPvEゲームのような大規模な拡張コンテンツをまだ発表していません。また、本作のマネタイズシステムはプレイヤーフレンドリーであり、有償通貨をゲーム内で簡単に稼ぐことができます。この点はプレイヤーにとっては良いのですが、ソニーにとっては持続的な収益を確保するという意味で理想的ではありません。
さらに、PSNアカウントの紐付けの問題から、170以上の国でヘルダイバー2の販売が停止され、数万人のプレイヤーがゲームを正常に購入できなくなったのも要因の一つです。
プレイヤー数は減少しているものの評価は上々
しかし、プレイヤー数は減少しているものの、Helldivers 2のSteamでの評価は再び80%以上となり、直近30日間の評価は「非常に好評」となっています。2024年5月初めにPSNアカウントへの移行が試みられた際に多くの否定的なレビューが投稿されましたが、その後の肯定的なレビューで評価が持ち直しました。
現時点で、開発者とSonyの間で販売再開に関する合意は得られておらず、Steamでのプレイヤー数の減少についても公式なコメントはありません。