2024年8月、韓国の大手パブリッシャーKraftonが、日本の開発スタジオTango GameworksをMicrosoftから買収したことで、『Hi-Fi Rush』続編の開発が進行中であることが明らかになりました。
『Hi-Fi Rush』は、リズムアクションゲームとして高く評価され、300万人以上のプレイヤーを獲得したタイトルですが、Microsoftのスタジオ閉鎖に伴い、続編の可能性が一時不透明となっていました。しかし、Kraftonの買収によって、ファン待望の続編が実現しつつあります。
より広大な世界で新たなリズムアクションを
Kraftonのコーポレート開発責任者であるマリア・パーク氏は、GamesIndustry.bizのインタビューで『Hi-Fi Rush 2』の開発が現在進行中であり、前作よりも「より自由度の高い環境」を提供することを目指していると語りました。
完全なオープンワールドではないものの、プレイヤーが探索できるダイナミックな環境が広がり、リズムアクションのシンクロをさらに進化させる予定です。この変更は、前作で一部のプレイヤーから指摘されたステージの制約に基づいています。
開発は、Kraftonによるスタジオの買収前から既に進められていましたが、現在はMicrosoftからの資産移行が完了し次第、再開される予定です。Kraftonは、リリースに焦らず、高品質なゲーム体験を提供することを目指しており、ファンの期待を超える作品に仕上げることを重視しています。
さらに、Tangoは全く異なる新プロジェクトにも取り組んでおり、オンライン協力プレイが特徴の新作ゲームも開発中と明らかになりました。これにより、Tango Gameworksは、Kraftonのサポートを受けながら、独自のゲーム体験を提供し続けることが期待されています。
一方、KraftonはTangoのクリエイティビティを尊重し、スタジオが自由にゲーム開発を続けられる環境を提供すると強調しており、スタジオに対して過度に介入することはしない方針です。この買収により、Tango Gameworksが日本国内外でさらに大きなマーケットへと進出する可能性が高まっており、今後の展開に期待が寄せられています。