CD Projekt Redの名作『ウィッチャー3: ワイルドハント』に、ファンメイドの拡張MOD『Song of Wind』が登場し、ゲームコミュニティで注目を集めています。本MODは、CD Projekt REDが公式に提供するMODツール「REDkit」を使用して作成され、次世代版および通常版の両方に対応しています。
気球で探索する新しいプレイスタイル!
『Song of Wind』は、ゲラルトが新たな冒険に挑むというファンメイドの拡張MODです。このMODの主な特徴は、新たに追加されたクエストと、ゲーム内では初となる気球を使用した移動手段です。
物語の中で、ゲラルトはノヴィグラドの港で出会う研究者たちと共に、謎めいた「囁く島(Whispering Island)」を探す探検に参加します。このクエストでは、プレイヤーは空を飛びながら探索を行い、従来の『ウィッチャー3』にはない新しいプレイ体験を楽しめます。
現在、リリースされているのはデモ版で、20分ほどで完了する短い冒険となっていますが、今後さらに拡張される可能性が期待されています。現時点で公開されているクエストは2つで、プレイヤーはレベル50以上に達しているゲラルトを操作して、ノヴィグラド港の新しいNPCと出会うことでMODの冒険を始めることができます。
注目すべきは、このMODにおける対話シーンの作成方法です。作者のRoi_Jean氏は、AI生成の音声を使わず、ゲーム内の既存の音声ファイルを巧妙に再配置し、全く新しい台詞を生み出しました。この手法により、MODの対話が違和感なくゲーム本編に溶け込み、没入感を損なうことなく新たなストーリーを楽しむことができます。
『Song of Wind』は、気球を使った空中移動というユニークな体験を提供するだけでなく、探索と戦闘の新たな要素も盛り込まれており、すでに多くのファンから高い評価を受けています。興味のあるプレイヤーは、MODをダウンロードし、この新たな冒険を体験してみてください。今後の開発の進展にも注目が集まっています。
MODの詳細な仕様や導入方法はこちらからご確認下さい。