『PayDay 3』の開発を手掛けるStarbreeze Studioは、リリース後にプレイヤー数が大幅に減少したにもかかわらず、わずか1人のプレイヤーが残ったとしても今後もゲームの更新を続けると発表しました。
本作は、2023年9月21日にPC、PlayStation 5、Xbox Series X/S向けに発売され、リリース初日には77,000人以上の同時プレイヤー数を記録しました。しかし、技術的な問題やゲームデザインの欠点が次々と明らかになり、その結果、多くのプレイヤーが離れていきました。
コミュニティからは「PayDay 2」の続編としての期待を裏切られたとの声が上がり、特にサーバーの不安定さやミッションの自由度の欠如が問題視されました。開発チームのリーダーであるアルミル・リスト氏は、最近のPCGamesNとのインタビューで「ローンチはまさに惨事だった」と率直に述べています。
最近の改善でプレイヤー数が徐々に回復
それでも、Starbreeze Studioはこの問題に対処し続けています。リスト氏は「どれだけプレイヤーが減少しても、私たちはゲームを更新し続ける」と強調し、プレイヤーのフィードバックに基づいて改善を行う姿勢を示しました。
現在、24時間あたりのピークプレイヤー数は約1,000人まで回復しており、コミュニティの信頼を少しずつ取り戻しつつあります。特に直近の30日間のレビューでは、72%が好意的な評価を与えており、初期の41%から大きく改善されています。
「PayDay 3」では、今後のアップデートでミッションの緊張感や自由度をさらに向上させる計画が進行中です。Starbreezeの開発チームは、「すべてのミッションがよりオープンで、プレイヤーに緊張感を与え、達成感を感じられるものにする」と述べ、具体的な改善に取り組んでいます。これにより、再び多くのプレイヤーがゲームに戻り、シリーズが復活することを目指しています。
ただし、現在も「PayDay 2」の人気は根強く、昨日の時点で同作の同時プレイヤー数は7,973人を記録しており、「PayDay 3」の後押しにもつながっていると見られています。Starbreezeは、過去作の成功を生かしつつ、現在の問題を克服し、「PayDay 3」の将来的な成功に向けて尽力しています。
今後のアップデートがどのようにゲームの復活に寄与するかが注目される中、Starbreezeの開発者たちは引き続きコミュニティのフィードバックを重視し、プレイヤー体験の向上に努めていくとしています。