S.T.A.L.K.E.R. 2

『S.T.A.L.K.E.R. 2』GSCが「A-Life 2.0」が未完成だった理由と、その背景にある開発上の課題を語る。「広範囲でリアルに動くゾーンを目指したが、リソース不足と不具合で中途半端な状態になった」

STALKER 2 Heart of Chornobyl S.T.A.L.K.E.R. 2

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ウクライナのGSC Game Worldが開発した『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』は、発売直後に100万本を売り上げ、Steamでの高評価を獲得しました。しかし、その目玉機能である「A-Life 2.0」に関する問題がファンの間で大きな話題となっています。

このシステムは、ゲーム内のNPCや敵キャラクターがプレイヤーの存在とは無関係に動作し、ゾーンに独立した生命感を与えることを目的としたものでした。しかし、プレイヤーたちはこのシステムが期待に応えられていないと指摘しています。

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リソース不足と不具合で中途半端な形に…

「A-Life 2.0」は、初代「S.T.A.L.K.E.R.」でも評価されたAIシステム「A-Life」の進化版で、ゾーンがプレイヤーの介入なしに独立した動きを見せることで、リアルな生態系や予測不可能な展開を作り出すことを目指したシステムです。GSCはこのシステムについて、「ゲームの生命感をかつてない規模で実現する」と大々的に宣伝していました。

しかし、発売後のレビューやプレイヤーの報告では、NPCや敵キャラクターがプレイヤー周辺で突然スポーンするなど、不自然な挙動が目立ち、「A-Life 2.0」の存在感が感じられないとの意見が多く寄せられました。

GSCのCEOであるイェヴヘン・グリゴロヴィッチ氏はIGNとのインタビューにて、「A-Life 2.0」が現在の形になった背景について、リリース直前に最適化が必要だったことを明かしました。

このシステムを完全に機能させるためには広範囲でリソース(メモリや処理能力)が必要でしたが、最適化作業の一環でNPCのスポーン範囲を縮小せざるを得ませんでした。また、直前に発生したバグが加わり、システムが本来の意図通りに動作しなくなったのです

その結果、NPCが空中に出現して地面に落下するなどの不具合が生じ、一部のプレイヤーには「A-Life 2.0」が存在しないように見えるほど、システムが制限されている状態となっています。

Steamページでは「A-Life 2.0」の記載が削除

発売直後、Steamページから「A-Life 2.0」の記載が削除され、代わりに「高度な人工知能システム」という抽象的な説明に変更されました。この変更により、一部のプレイヤーは「A-Life 2.0」の完全な削除を疑い、さらにはGSCによる誤認表示の可能性を指摘する声も上がりました。

この変更について、GSCのクリエイティブディレクターであるマリア・グリゴロヴィッチ氏は、マーケティング担当者が新規プレイヤー向けに分かりやすくするために独断で行ったと語っています。彼女自身はReddit上のファンの指摘で初めて知ったといい、「A-Life 2.0のバグの修正が終わるまで、元の記載に戻す予定はない」と説明しています。

Stalker2-steamstorepage
Steamストアページ

GSCは現在、「A-Life 2.0」の改善に向けた計画を進めています。グリゴロヴィッチCEOは、「最適化を進めることで、NPCのスポーン範囲を広げ、プレイヤーが目にする範囲を拡大していく」と述べています。さらに、バグ修正とシステムの調整により、最終的には開発当初の目標を達成する予定です。

「S.T.A.L.K.E.R. 2」における「A-Life 2.0」の未来は、開発者の努力とアップデートにかかっています。プレイヤーからの期待と批判が交錯する中、GSCはこのシステムを完成させることで再びファンの信頼を得ることができるのでしょうか。その進展に引き続き注目が集まっています。

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コミュニティの反応

1: 名無しのゲーマー
「A-Life 2.0なくても面白いって人いるけど、それならSTALKERの名前外してほしい。」

2: 名無しのFPSマスター
「まぁ、戦争中のウクライナで開発してるってだけでも奇跡のような作品だよな。」

 
 

3: 名無しのAI研究者
「実際にオープンワールド全域でA-Lifeを動かすのって、どれだけ無理ゲーか想像できるか?」

4: 名無しの廃人
「このスカスカ感、Far Cryに寄りすぎてる。STALKERらしさが薄れてるわ。」

5: 名無しの初心者
「ゲーム自体は楽しんでるけど、A-Lifeが機能してないのは残念だな。」

6: 名無しのストーカー
「NPCのスポーンが目の前とかありえないだろ…没入感台無しだわ。」

7: 名無しの技術屋
「問題はA-Lifeを戻せるかどうかじゃなくて、最初から外して売るべきだった点だと思う。」

8: 名無しのクリティカルシンカー
「大規模なマップで最適化しきれないなら、最初から小規模ゾーンで作ればよかったのでは?」

9: 名無しのモッド愛好家
「旧作のMOD版でA-Lifeの良さを体感した身としては、今回の状態は受け入れがたい。」

10: 名無しのリアリスト
「戦争が開発に影響してるのは理解できるけど、それを理由に隠すのは違うと思う。」

11: 名無しのベテランゲーマー
「A-LifeがSTALKERシリーズの魂だろ。それがなければ別ゲー扱いされても仕方ない。」

12: 名無しの疑問主義者
「そもそも『A-Life』って何なのか、新規プレイヤーには全然説明してないのが問題じゃない?」

13: 名無しの評論家
「最初からEarly Accessで出しておけば、ここまで荒れることもなかったのにな。」

14: 名無しの現実主義者
「結局、コンソール向けに妥協した結果だろ。これがPC限定ならもう少しマシだったかもな。」

15: 名無しの楽観主義者
「修正に期待してるよ。時間がかかるのは覚悟の上だけど、完成すれば絶対いいゲームになる。」

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