Warner Bros. Discoveryのゲーム部門は、『スーサイド・スクワッド: キル・ザ・ジャスティス・リーグ』のリリースにより、厳しい年を迎えています。同社の財務責任者、グンナー・ヴィーデンフェルス氏は、投資家やアナリスト向けの電話会議で、この最新作が期待に応えられなかったことを明らかにしました。
販売数については具体的な数字を共有していませんが、このプロジェクトはWarner Bros. Discoveryの期待を満たすことができなかったと述べています。
『スーサイド・スクワッド』の今後とSteamでの動向
ヴィーデンフェルス氏は、『スーサイド・スクワッド: キル・ザ・ジャスティス・リーグ』の販売レベルが今後のゲームサポートにどのように影響するかについては言及していません。開発チームは、少なくとも1年間はゲームをサポートし、有料および無料のコンテンツを追加する計画です。
一方、Steamでのプレイヤー数は、リリース以来大幅に減少し、現在はリリース日の13,000人から800人へと落ち込んでいます。このプレイヤー数は2015年にリリースされたRocksteady Studiosの前作『バットマン:アーカム・ナイト』よりも低い数字を叩き出しています。
興味深いことに、『バットマン:アーカム・ナイト』への関心は最近増加しており、これは『スーサイド・スクワッド: キル・ザ・ジャスティス・リーグ』のリリースが影響している可能性があります。両ゲームは同じ世界で展開され、バットマンとハーレイ・クインという少なくとも2つの共通のキャラクターを持っています。
このような状況は、Warner Bros.にとってジェットコースターのような年となりました。『ホグワーツレガシー』の成功が示したポテンシャルと比較すると、『スーサイド・スクワッド: キル・ザ・ジャスティス・リーグ』の結果は、同社にとって多くの反省点を提供しています。今後、Warner Bros.がこの経験をどのように活かし、ゲーム開発の方向性をどう修正していくのかが注目されます。