韓国を拠点とするゲーム開発会社Kraftonが、Tango Gameworksの買収を発表しました。今回の買収は、Tango GameworksがMicrosoftによって閉鎖された数か月後に行われたもので、多くのファンに驚きを与えました。この買収により、Tango GameworksはKraftonグループに加わり、新しい一歩を踏み出すことになります。
『Hi-Fi Rush』続編を示唆
Tango Gameworksは、特に『Hi-Fi Rush』の開発で知られ、その独自のゲームデザインが高く評価されていましたが、今年6月にMicrosoftによって閉鎖されるという衝撃的な決定が下されました。しかし、Kraftonによる買収により、同スタジオは新たなスタートを切ることができました。
Kraftonは、Tango Gameworksが手掛ける『Hi-Fi Rush』をはじめとする知的財産権を取得したことを明らかにし、同スタジオがこれまでのプロジェクトを続行できるよう、XboxやZeniMaxと協力して円滑な移行を図る意向を示しました。また、Kraftonは『Hi-Fi Rush 2』の開発が示唆されており、同タイトルのファンにとっては期待が高まるニュースとなっています。
なお、KraftonはTango Gameworksが手がけた他のIP、例えば『サイコブレイク』や『Ghostwire: Tokyo』については買収しないことを選択しました。これらのIPはMicrosoftの所有下に留まることとなり、『サイコブレイク』の復活は、シリーズの生みの親である三上真司氏の退社後、計画されていない可能性が高いと見られています。
今回の買収により、Kraftonは日本市場への初の本格的な進出を果たし、今後の展開が注目されます。なお、既存のTango Gameworksのタイトルは引き続き利用可能とのことです。