The Gamerの編集長であるジェームズ・トロウトン氏が、期待の大作『GTA 6』が現代のゲーム業界における三大問題を象徴していると批判しました。トロウトン氏は、巨大な予算、長期間の開発、そしてマイクロトランザクション（アイテム課金）の増加が、ゲーム業界の停滞とイノベーションの欠如を招いていると指摘しています。
巨大な予算と長期間の開発が招くリスク
まず、GTA 6の開発予算は推定で20億ドルにも達すると噂されています。この膨大な予算は、近年のゲーム開発において見られる、規模と費用が増大する傾向を反映しており、トロウトン氏はこれが業界全体の進歩を妨げていると述べています。企業が莫大な開発費を回収するため、リスクを避けて続編やリメイクに頼るようになり、結果として新しいアイデアや実験的なプロジェクトが減少しているというのです。
また、トロウトン氏はマイクロトランザクションの増加についても懸念を示しています。GTA 6では、オンラインモードの強化と新コンテンツの定期的な追加が予定されており、これに伴い、ゲーム内購入やDLCの増加が予想されます。これにより、開発費を回収し、最大限の利益を追求する戦略が取られているとトロウトン氏は批判しています。
トロウトン氏は、こうした業界の傾向が続けば、ゲーム業界全体が危機に直面する可能性があると警鐘を鳴らしています。彼は、過度な野心と誤った優先順位がゲーム業界を危機に陥れる前に、より控えめで革新的なプロジェクトに焦点を当てるべきだと提言しています。
Mag
予算が膨れ上がって、開発期間が長すぎると、クリエイティブな作品が生まれにくくなるのは確かだし、マイクロトランザクションが増えるのもプレイヤーにとってはちょっと厄介だよね。このままじゃ業界が自滅しないか心配だな。
