新たにリリースされたヒーローシューター『Concord』が、初日から厳しいスタートを切る中、元開発メンバーのSNSでの発言がさらなる火種となっています。
『Concord』は、Firewalk Studiosが8年間もの歳月をかけて開発した期待のタイトルでしたが、発売初日のプレイヤー数はSteamDBのデータによると、ピーク時でわずか697人という非常に低い数字に留まりました。
元開発者のSNS発言が炎上、批判を一蹴するコメントが波紋を呼ぶ
このような状況下で、元開発メンバーであり、プレイヤーキャラクターのモデルアニメーションを担当していたXander Farrell氏が、SNS上で発言した内容が大きな物議を醸しています。
Farrell氏は、ゲームのリリース当日に𝕏でチームの努力を称える投稿を行い、リリースを祝う姿勢を見せました。「『Concord』のリリース日がついに来た！チームが成し遂げたことに誇りを持っています。これほどまでに情熱を注いだプロジェクトは他にありませんでした。初のAAAタイトルに関われたことは、私にとって非常に大きな学びとなりました」と語り、これまでの努力に対する感謝の意を示しました。
しかし、その後、ゲームの低評価に同情するフォロワーが「このゲームがあなたの初AAAタイトルだとは残念です。開発チームが全力を尽くしたことは伝わってきますが、残念ながらタイミングやジャンルが悪かったように思います」といったコメントを投稿しました。
これに対してFarrell氏は、「才能のない変人が何を言おうが気にしない。チーム全体がものすごく才能に溢れた素晴らしいゲームを作り上げました。そんな連中がどう思うかなんてどうでもいい」と返答。この発言は即座に削除されましたが、すでに多くの人々によってスクリーンショットが拡散され、炎上が広がりました。
Concord They/Them Gameplay Animator lashes out by calling critics “talentless freaks” after poor game Launch
byu/AboveSkies inKotakuInAction
ええ、正直どうでもいいです。ものすごく才能ある人々が素晴らしいゲームを作るために、多大な努力をしました。才能のない変わり者たちがそれを批判しているって？そんなこと気にするわけがないでしょう。私はこのゲームを楽しんでいますし、それを何物にも代えられません。
この発言は、ゲームの品質やプレイヤーのフィードバックに対する軽視とも受け取られ、多くのゲーマーや業界関係者から反感を買う結果となりました。Farrell氏のコメントは、特に厳しい評価を受けたゲームに対する開発者の姿勢が問われる中で、さらに批判を呼ぶこととなりました。特に、ゲームが商業的に成功するためにはプレイヤーの支持が不可欠であることを考えると、このような発言は自らの首を絞める結果となる可能性が高いでしょう。
『Concord』はその長い開発期間と高額な開発費を考慮すると、オンラインプレイヤー数の多さが収益の鍵となるタイトルでしたが、この低迷したスタートにより、将来的な展望が不透明となっています。また、この炎上により、ゲームの評判がさらに傷つく可能性もあり、リカバリーが困難になることが懸念されています。
現在、『Concord』はPlayStation 5およびPC向けに配信中ですが、この厳しいスタートからどのように巻き返していくのか、そして今回の炎上が長期的な影響を及ぼすかどうかが注目されています。開発者の発言がゲームのイメージにどれほど影響を与えるか、今後の動向に目が離せません。