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配信プラットフォーム「KICK」、新たな収益システム導入か:視聴者に報酬を支払う通貨システムでTwitchに対抗

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配信プラットフォーム「KICK」が、新たに視聴者へ報酬を支払う仕組みを導入する準備を進めているとGAMERANTが報じています。この情報は、KICKの人気ストリーマーであるアディン・ロス氏の発言を基にしており、ロス氏は、Kickが視聴者がストリームを視聴するだけで稼げる「Kick Currency」を開発していると明かしました。

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KICKはTwitchに対抗できるか?

この新しい通貨システムは、Twitchで提供されている「Bits(ビッツ)」と似ていますが、視聴者が特定のストリーマーを視聴、サブスク(有料会員登録)するだけでなく、自らも利益を得ることができる点で大きな違いがあります。

Kick Currencyは、視聴者がプラットフォーム内で使用したり、現金化できる予定とのこと。しかし、ロス氏は、この報酬システムは全ての視聴者に適用されるわけではなく、特定の条件を満たした一部の視聴者のみが対象となるとしています。

詳細な情報はまだ不明な点が多く、通貨の価値や、報酬を得る頻度、現金化の条件などは未定です。しかし、KICKはこの新システムを通じて、Twitchに対抗する意図があると考えられます。KICKは、すでに多くの人気ストリーマーを獲得し、さらなる成長を目指していますが、この新システムがどの程度視聴者を引きつけ、Twitchとの競争に勝てるかは今後の動向次第です。

日本ではまだ浸透していないKICK

日本ではまだあまり知られていないKICKですが、先月、人気配信者『おえちゃん』がKickでの配信を開始したことで、一部のコミュニティから注目を集めています。

KICKはすでにTwitchの人気ストリーマーたちが続々と移行しており、最も視聴者数の多いカテゴリー「IRL」では執筆時点で約6.6万人が視聴中です。一方、Twitchの同カテゴリは約1.6万人で、Kickが特定のカテゴリに強みを持つ配信サイトであることが伺えます。特に、おえちゃんのような日本の有名配信者の参入により、今後は日本国内でもKickの注目度がさらに高まると予想されます。

治外法権サイトKICKで初配信するおえちゃん【2024/09/22】治外法権サイトKICKで初配信するおえちゃん【2024/09/22】

おえちゃんは配信の冒頭で、「KICKでは日本人として初めて配信しているかもしれない」と述べ、視聴者と共にこの新しい環境を探求していく姿勢を見せました。KICKはフォロワー限定のチャット機能があり、視聴者はフォロー後1分以上経過しなければチャットに参加できない仕組みを持っています。この新しいシステムに対しておえちゃんは、「誰が最初にチャットできるか楽しみ」と、初めてのKICK体験に期待を膨らませていました。

治外法権サイトKICKで初配信するおえちゃん【2024/09/22】

しかし、KICKはまだ日本では浸透しておらず、視聴者数も限られています。おえちゃんの初配信でもフォロワー数が少なく、彼自身も「視聴者が少ない」と話していましたが、配信が進むにつれて徐々にフォロワーが増加していることを確認し、「どんどんフォロワーが増えていく」と喜びを表現しました。また、日本語配信のカテゴリーでは、日本よりも中国や韓国の配信者が上位にランクインしている状況を指摘し、「日本人のKICK配信者はまだ少ない」との現状を語りました。

現在、KICKはストリーマーと視聴者の両方に新しい体験を提供しようとしており、特に視聴者への報酬というユニークなアプローチが、さらなる注目を集めています。視聴者が自分の時間を使って報酬を得ることができるKICKの新システムは、これからのストリーミングプラットフォームのあり方を変える可能性があり、ゲーム配信ファンには見逃せません。

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