韓国のゲーム開発会社Neowizとその子会社Round8 Studioは、昨年リリースされたソウルライクゲーム『Lies of P』の続編に向けた新たな方向性を模索しているようです。最新の情報によると、この続編はオープンワールド形式にシフトする可能性があり、『エルデンリング』に似た形になると噂されています。
続編の開発進行中:オープンワールドへシフト?
『Lies of P』はリリース後1ヶ月で100万本を売り上げ、FromSoftwareの人気ソウルシリーズと肩を並べる評価を得たことが大きな話題となりました。特に、Neowizにとってはこの成功が初めての大きな成果となり、ファンの間では続編への期待が高まっています。
最近、Neowizの公式ウェブサイトに掲載された求人情報が、続編の開発が進行中であることを裏付けています。この求人では、オープンワールドゲームの経験を持つレベルデザイナーを募集しており、「シームレスな世界」を創造できる人物が求められています。このことから、続編では従来のレベルベースの構造から脱却し、より広大で自由な探索が可能な世界が実現するのではないかとの予想が広がっています。
また、ゲームディレクターのチェ・ジウォン氏も、続編の開発をほのめかしており、現在進行中であることを確認していますが、ストーリーやゲームプレイの詳細についてはまだ明かされていません。
コミュニティ上では、さまざまな意見が交わされています。Redditの「r/LiesOfP」では、多くのファンがこの方向性に対して懸念を示しており、特にリニアなゲームデザインが失われることへの不安が強調されています。
ファンの多くは、『Lies of P』の成功を支えたのは、その緻密に設計されたリニアなステージ構成であり、オープンワールド化によってその魅力が損なわれる可能性があると指摘しています。あるユーザーは、「現行のリニアなデザインがゲームの魅力の一部であり、オープンワールド化はその魅力を損なう」と述べ、別のユーザーも「オープンワールドゲームはしばしば広大なだけで中身が薄い」との批判を展開しました。
一方で、『Dark Souls』や『Bloodborne』のような、インタラクティブなマップと隠しエリアが織り込まれたデザインを望む声もありましたが、完全なオープンワールドは避けるべきだという意見が多いようです。また、探索要素を強化しつつ、従来のリニアなデザインを維持することが、続編に求められる理想的な方向性だとする意見も多く見受けられました。
Neowizがこのファンの声をどのように反映させるのか、続編の開発が進む中で、今後の動向に注目が集まります。