CD Projekt Redの名作『ウィッチャー3: ワイルドハント』に、新たな展開を追加するModが登場しました。Modderのmerigoldmaribor氏は、ハッピーエンドとされる「シリ ウィッチャーエンド」の削除されたシーンを復元することに成功し、ファンの注目を集めています。
シリの発言が示すものとは?『ウィッチャー4』との関連は不明
『ウィッチャー3』には、シリがウィッチャーになる、または、ニルフガードの女帝になるハッピーエンド、そして最も悲劇的なバッドエンドの3つが用意されています。しかし、今回復元された「シリ ウィッチャーエンド」のエンディングには、元々存在していたものの、開発段階でカットされた2つの重要なカットシーンが含まれていました。
最初のシーンは、シリとゲラルトが宿屋で再会する場面です。このシーンは本編では短縮され、ゲラルトがシリに銀の剣を手渡すだけのシンプルなものとなっていましたが、Modによって、2人の再会がより感動的に描かれています。シリは剣を受け取りながら、ゲラルトとともに新たな冒険に出る準備を整えます。シリがゲラルトに「早く行けば、エランダーまで2日で着ける」と告げるセリフが、物語の余韻を強く引き立てます。
もう一つのシーンは、ゲラルトとシリがエランダーに向かう道中です。この場面は、ゲラルトのパートナー(イェネファーまたはトリス)によって異なる展開を見せるもので、プレイヤーの選択によってシリの旅が異なる形で描かれる重要なシーンとなっています。
復元されたこのエンディングは、次回作『ウィッチャー4』への伏線となる可能性を感じさせます。特に、エランダーが次の物語の舞台として登場するかどうかについての期待が高まっており、このシーンが未来のストーリー展開を示唆しているのではないかと考察するプレイヤーも多いようです。一部の推測では、シリが『ウィッチャー』シリーズ第4作の主人公となり、ゲラルトはこれまで報じられている通り、サブキャラクターとして登場する可能性があるとされています。
このカットシーンは、REDkitという開発ツールを使って復元されましたが、元々ゲーム内ファイルにはバグや未完成の部分が多く、merigoldmaribor氏はこれを修正するために多くの労力を費やしたとのことです。
詳細なインストール手順や使用方法については、Nexus Modsのページをご覧ください。