先日『Halo Studios』に改名した343 Industriesですが、YoutuberのRebs Gamingが明かした情報によると、『Halo Infinite 2』の開発がかつて進められていたものの、2022年末に開発中止になっていていたことが確認されました。この情報は、343 Industriesの内部関係者からもたらされたもので、『Halo Infinite』の続編をSlipspaceエンジンで制作していたことが分かりました。
Unreal Engine 5への移行で開発方針が一変
しかし、2022年9月にスタジオのリーダーシップが交代した際、新たな経営陣は開発エンジンをUnreal Engine 5に移行する決定を下し、すべての開発計画が大きく変わりました。『Halo Infinite 2』は、この決定により中止となり、キャンペーンチームはUnreal Engine 5の習得に時間を費やすことになりました。
また、この開発キャンセルと同時に、Microsoftによる343 Industriesの大規模なレイオフが実施され、343 Industriesの多くのスタッフが解雇される事態に。特に『Halo Infinite』のキャンペーンチームは、スタジオの新体制からの支援がほとんどなく、困難な状況に直面していました。元開発者たちは「新しいリーダーシップによってスタジオ全体が明確な方向性を失い、チームは孤立したままだった」と述べています。
これにより、『Halo Infinite 2』のキャンペーンは完成することなく、343 Industriesのスタッフがスタジオを去った後も、プロジェクトは復活することはありませんでした。
さらに、343 Industriesが手がけていたバトルロイヤルモード「Project Tatanka」も同時に中止され、その代わりに「Project Echer」という新しいプロジェクトが立ち上げられました。このプロジェクトはUnreal Engine 5での初の試みであり、Haloシリーズの次の展開を担うことが期待されています。
ファンの間では、『Halo Infinite 2』のキャンセルに関して様々な憶測が飛び交っていますが、343 Industriesが正式な声明を発表することはなく、今後のHaloシリーズの方向性については不透明なままです。Unreal Engine 5への移行は、確かにグラフィックや技術的な進歩をもたらすかもしれませんが、それに伴う開発リソースの見直しや内部構造の変化がHaloシリーズにどのような影響を与えるのか、注目が集まっています。
今後、『Halo Infinite 2』の再開発や他の新プロジェクトがどのように進展するか、ファンは引き続き注視しています。