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Haloコミュニティマネージャーの発言が炎上、DEI批判を差別と見なす発言が波紋

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Haloシリーズの開発スタジオであるHalo Studios(旧343 Industries)のシニアコミュニティマネージャーであるジョン・ジュイア氏が、多様性・公平性・包括性(DEI)に対する批判を「差別的」とみなすような発言をしたとされ、ゲームコミュニティ内で大きな論争が巻き起こっています。

Halo Community Manager ATTACKS GAMERS | Claims EVERYONE Who Dislikes DEI Is RACIST And BIGOTEDHalo Community Manager ATTACKS GAMERS | Claims EVERYONE Who Dislikes DEI Is RACIST And BIGOTED

Halo コミュニティ マネージャーがゲーマーを攻撃 | DEI を嫌う人は全員人種差別主義者で偏見があると主張

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批判に対する『差別主義者』のレッテルを巡る議論

ジョニー氏は、約10年にわたりゲーム業界で公の場に立ってきた自身の経験を踏まえ、これまで人種や宗教、性別といった属性に基づいて仕事が疑問視されたことは一度もないと述べました。しかし、彼は多くの開発者、特にマイノリティに属する人々が、自身とは異なる困難な経験をしているとし、「ゲーム開発がより多様で包括的な場となるためには、さらなる取り組みが必要」と訴えました。

この発言に対し、批判が集中した理由の一つが、コミュニティマネージャーが「自分がこれまで人種や性別などで批判されたことがないが、DEIに反対する人々はそうした差別的な動機を持っている」というニュアンスを含んでいるように受け取られたことです。

コミュニティ内では、この発言が「DEIに対する批判=差別」という解釈につながり、自分たちの意見が「差別主義者」として片付けられていると感じた人々が多くいました。特に、批判的な意見を持つゲーマーたちは、自分たちがDEIに疑問を呈しただけで「差別主義者」のレッテルを貼られたと感じ、それに対する強い反発が生まれたようです。

ほぼ10年にわたって、ゲーム業界で対外的な役割を果たしてきた中で、私の情熱や仕事の経験が人種、宗教、性別などによって疑問視されたことは一度もありません。

ゲームの遅延やサーバーの障害があって、悪い知らせを伝える最前線にいるときでさえも、そうしたことはありませんでした。

残念ながら、私の経験が多くのゲーム開発者、特にマイノリティのコミュニティから来た開発者たちと比べて、いかに異なるかは明らかです。

この違いは、私たちが皆、ゲーム業界やゲーム開発をより良い場にするために、まだまだ取り組むべきことがあることを示しています。

長年にわたり、コミュニティが私を支えてくれたことに感謝していますし、今でもその支援が続いているのを見ると嬉しく思います。

どうか皆さんも、自分にできることを続けてください。
優しさを実践しましょう。
人間らしくあることを大切に。

https://x.com/Unyshek/status/1844425300714848475

ジョニー氏の発言に反論した代表的な例として、𝕏ユーザーのハーレイ氏が彼の過去の行動を非難し、Halo Studiosの職員が、女性ゲーマー向けのイベントに対するハラスメントを黙認していたと指摘しました。また、343 Industries内での人事決定に対する透明性の欠如が問題視され、特に開発スタジオのリーダーシップを担う人物の適格性が疑問視されています。

特にRedditの「r/KotakuInAction」では、ジュイア氏の発言に対してさまざまな反応が集まりました。多くのユーザーは彼の発言に強い反発を示し、DEIを推進する動きがゲームの質を損なっていると感じています。ユーザーの中には、過去にHalo Studiosのコミュニティマネージャーが女性ゲーマーに対するハラスメントを黙認したとされることを問題視し、「優しさを持て」という発言が偽善であると非難しています。

Halo Community Manager ATTACKS GAMERS | Claims EVERYONE Who Dislikes DEI Is RACIST And BIGOTED
byu/RandomNPC1927 inKotakuInAction

さらに、DEIの取り組み自体に疑問を呈するユーザーも多く、「差別主義者」などの言葉が過剰に使われ、その意味が失われていると感じる声が多くあります。一部のユーザーは、皮肉交じりに「もしそれが差別主義者だというなら、私は差別主義者で構わない」と開き直り、こうしたレッテル貼りがコミュニティ内で効果を持たなくなっていることを示唆しています。

また、特定の人種や性別、性的指向など、少数派の権利を強調する政治的な動きがゲーム開発の中心になっていることに不満を抱くユーザーも多くいます。彼らは、このような「社会問題への取り組み」がゲームの本質から逸脱し、ファンを遠ざけていると感じています。

今回の騒動は、ゲーム業界全体におけるアイデンティティポリティクスの影響を浮き彫りにしています。ジョニー氏は、自身の立場を擁護しながらも、批判に対して一部の反応が不当であると主張していますが、ゲーマーたちは彼の発言を「業界内でのDEI推進の象徴的な例」として批判しています。今後のHaloシリーズの展開が、こうした問題にどう影響を与えるかは注目されるべき点であり、ファンやコミュニティが引き続きスタジオの動向を監視することになるでしょう。

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