NVIDIAは2024年10月22日、新しいGeForce 566.03 WHQLドライバをリリースしました。このドライバは、これから発売される複数の注目タイトルやDLCに最適化されており、特に『Alan Wake 2: The Lake House』や『ドラゴンエイジ: ヴェイルの守護者』などの大作において、最高のパフォーマンスを提供します。
この新ドライバは、『Call of Duty: Black Ops 6』やリマスター版『Horizon Zero Dawn』、サバイバルホラーゲーム『No More Room In Hell 2』、さらには『Red Dead Redemption』や『The Axis Unseen』といった最新ゲームにおいて、NVIDIAの最先端技術であるDLSS 3(Super Resolution、Frame Generation、Ray Reconstructionなど)をフルサポートしています。また、32の新たなG-SYNC対応モニターのサポートも追加され、より滑らかな映像体験が可能になりました。
特に注目すべきは、Remedy Entertainmentの『Alan Wake 2: The Lake House』で、このドライバはDLSS Super ResolutionやFrame Generation、Ray Tracingを含むNVIDIA RTX技術を完全サポートしています。また、『No More Room In Hell 2』や『The Axis Unseen』は、DLSS 3を活用してスムーズなゲームプレイと高品質なビジュアルを実現しています。
GeForce Game Ready ドライバー 566.03
NVIDIA Appまたは、以下のURLから手動でドライバーのダウンロードが行なえます。
GeForce Game Ready ドライバー 566.03 – WHQL
サポートの追加
- Alan Wake 2: The Lake House
- Call of Duty: Black Ops 6
- ドラゴンエイジ: ヴェイルの守護者
- Horizon Zero Dawn
- No More Room In Hell 2
- Red Dead Redemption
最適化の追加
- ドラゴンボール Sparking! ZERO
- NBA 2K5
- サイレントヒル2
修正された不具合
- デジタルバイブランスのカスタム設定は、再起動またはスリープ解除時に保持されません [4801216]
未修正の不具合
- [Bluestacks/Corsair iCUE] 通常よりも高い CPU 使用率が表示される場合があります [4895184][4893446]
- [Maxwell] MSI GT72 2QD ノートブックは、R560+ ドライバーのインストール時にバグチェックを行う場合があります [4798073]
- DSR/DLDSR カスタム解像度が特定のゲームで表示されない場合があります [4839770]
- 「シェーダー キャッシュ サイズ」が「無効」に設定されている場合でも、キャッシュ ファイルが作成されることがあります [4895217]
- [SteamVR] リフレッシュ レートを変更すると PC でバグチェックが発生する場合があります [4910686]
- Houdini XPU レンダリングで緑色がかる [4917245]
- GRD 566.03 にアップデートした後、Windows 10 の透明効果が正しく動作しない [4922638]
フォーラムによる不具合報告
NVIDIA公式のフィードバックスレッドでは、ユーザーからさまざまな不具合の報告が寄せられています。主な問題として、パフォーマンスの低下、CPU使用率の増加、G-Sync対応モニターでの画面ちらつき、iCueソフトとの互換性不具合が挙げられます。
特に、ベンチマーク結果が悪化し、一部ユーザーは前のバージョンにロールバックしている状況です。NVIDIAはフィードバックを受け、今後のアップデートでの修正を目指していますが、現時点で問題解決には至っていません。
・パフォーマンス低下の報告 一部のユーザーは、ベンチマークソフトウェアを使用して確認したところ、以前のドライババージョンに比べてパフォーマンスが大幅に低下したと指摘しています。『Time Spy』や『NovaBench』といったベンチマーク結果が悪化し、ドライバのロールバックを検討するユーザーも増えています。
・CPU使用率の増加 特にノートパソコンユーザーからは、ドライバ更新後にアイドル時のCPU使用率が異常に高くなったという報告が目立ちます。Dellのノートパソコンを使用しているユーザーは、システムプロセスが11%のCPUを消費している問題を抱えており、前のバージョンに戻すと正常な状態に戻るとのことです。
・G-Sync互換モニターでのちらつき問題 G-Sync互換モニターを使用しているユーザーからは、特にビデオ編集やゲームプレイ中に画面がちらつくという不具合が報告されています。『Adobe Premiere』を使用しているユーザーからは、編集作業中にモニターのちらつきが発生し、作業に支障をきたしているとの声もあります。
・マルチモニターのスリープ復帰問題 複数のモニターを使用しているユーザーから、モニターがスリープモードから勝手に復帰する問題が報告されています。特にMSIとSamsungのモニターの組み合わせでこの問題が発生しており、古いドライバに戻すことで一時的に解決していますが、完全な修正はまだ行われていません。
・iCueソフトウェアとファン制御の問題 CorsairのiCueソフトウェアを使用しているユーザーは、NVIDIAの最新ドライバによってCPU使用率が増加し、ファンの制御に不具合が生じていると報告しています。この問題により、システムが正常に冷却されないこともあり、速やかな修正が求められています。
・その他の問題 他にも、DSR/DLDSRのカスタム解像度が機能しない問題や、タスクバーの透明度がWindows 10で正常に機能しなくなる問題など、さまざまな不具合が報告されています。また、『Forza Horizon 5』や『Halo Infinite』などのゲームにおいてもクラッシュやスタッタリングが発生しており、ユーザーからの不満が高まっています。
今回のドライバをインストールして問題が発生した場合、以前のバージョンにロールバック、またはドライバーの再インストールを行ってみましょう。症状が改善する場合があります。
(ドライバーのダウンロード及びインストールに際して発生する障害やトラブルについて、当方は損害賠償や問題解決の責任を一切負いません。)