韓国の人気開発会社NCSoftが手掛ける最新MMORPG『スローン・アンド・リバティ(Throne and Liberty)』のアーリーアクセスがいよいよ開始されました。現在、アーリーアクセスパック購入者向けにPC、PlayStation、Xboxでのプリロードが利用可能となっています。さらにTwitchでは約145,000人(執筆時)を超える視聴者を集めており、大きな注目を集めています。
MMOゲーマー待望の新作
正式リリースは10月2日を予定しており、早期アクセス購入者はそれに先立ちゲームの世界に足を踏み入れることが可能です。『Throne and Liberty』は、壮大なスケールのPvP戦やPvE戦が繰り広げられる美しいファンタジー世界を舞台に、王座を巡る戦いが繰り広げられます。プレイヤーはカスタマイズ可能なモーフで多彩な旅を楽しみながら、ギルドを結成し、同盟を組んで戦略的な戦闘に挑みます。
特に注目されているのは、アーリーアクセス中に開催される「ギルドの征服」イベントです。このイベントでは、ギルド間の競争が激化し、豪華な報酬や名声をかけて戦います。イベントは10月14日まで行われ、上位にランクインしたギルドには限定アイテムや特別称号が付与されます。
また、ゲーム外でのプレイヤー同士の交流を促進するため、『Throne and Liberty』公式Discordサーバーでは、運営チームが主催するイベントやQ&Aセッションが実施されています。ゲーム内外でのコミュニケーションを強化し、プレイヤーたちはギルドや同盟を通じて『Throne and Liberty』の世界をさらに深く楽しむことができます。
海外メディアからの評価も上々、期待以上の仕上がりに
THEGAMERのレビューによると、昨年の韓国ではやや低調な評価を受けたものの、ここ数ヶ月でプレイヤー数は倍増し、NCSoftはコミュニティのフィードバックを反映させた多くの改善が行われたとのこと。その中でも特に注目すべきは、レベリングシステムの簡素化や、新たなライフスタイル要素である釣りや料理の導入、そして新しい3v3アリーナの追加などです。
レビューでは、AmazonがMMOの経験を生かし、前作の『New World』や『ロストアーク』で学んだ教訓を活かしている点が評価されています。『Throne and Liberty』は、クラシックMMOの魅力と現代的な要素をうまく融合させており、NCSoftの代表作『リネージュII』の後継作とも言える作品です。
本作の舞台となるソリシウムの広大な世界では、プレイヤーは「シラベスの神星の欠片」を探し、世界を脅かすカザールと戦うことが求められます。レビューによれば、ストーリーは標準的なファンタジーの枠を超えるものではないものの、クラシックなMMO体験を見事に再現しているとされています。プレイヤーは、動物に変身して移動するシステムや、広大なフィールドを探索しながら、仲間と協力してPvEやPvPの大規模なイベントに参加することができる点が評価されています。
一方、ゲームにおける課金システムに関しても言及があり、『Throne and Liberty』は「Pay-to-Win」要素が少なく、課金で購入できるアイテムの多くはコスメティックに留まるとされています。ゲーム内通貨「ルーセント」を使ったオークションハウスシステムは存在しますが、最強のアイテムを購入してすぐに使えるわけではなく、プレイヤーがアイテムを育てる必要があるため、極端な「Pay-to-Win」にはならない仕組みが整えられています。
また、ゲーム後半のギルド間のPvP戦や協力ダンジョンがゲームの醍醐味であり、友人やギルドメンバーとの協力が重要な要素として挙げられています。特に、今後のアップデートやコンテンツ追加にも期待が寄せられており、NCSoftとAmazonが今後もゲームを進化させ続ける意欲が感じられるとしています。
総じて、THEGAMERは『Throne and Liberty』を「現代のクラシックMMO」として高く評価しており、特にギルド間の大規模なPvPイベントや広大な世界観、課金要素のバランスが取れている点を強調しています。これからの展開がますます楽しみなタイトルです。