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PC版『LOLLIPOP CHAINSAW RePOP』パフォーマンス面に不満続出:グラフィック設定不足でユーザーから批判の声

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2024年9月12日に発売された『ロリポップチェーンソー RePOP(LOLLIPOP CHAINSAW RePOP)』のPC版ですが、パフォーマンス面において多くのユーザーから不満が上がっているようです。

本作は、Xbox 360やPS3向けリリースされた『ロリポップチェーンソー』のリマスター版であり、Unreal Engine 5を使用した新たなエンジンによるビジュアルの向上が特徴です。しかし、ユーザーが期待していたパフォーマンスや機能の改善は十分に達成されていない模様です。

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バグや不具合の報告が相次ぐリマスター版、ユーザーはパッチ待ち?

まず、多くのPCユーザーが指摘する問題点は、グラフィック設定の制限です。ゲームは解像度とディスプレイモードしか変更できず、細かいグラフィックオプションが用意されていません。このため、特に古いGPUを使用しているプレイヤーにとって、パフォーマンスが大幅に低下する懸念があります。特に4K解像度での動作が非常に重く、NVIDIA GeForce RTX 4090のような最新のGPUでもフレームレートが60fps前後にとどまることが確認されています。これにより、Steam Deckなどのデバイスでは快適なプレイが難しいとの声が多く上がっています。

また、キーボードとマウスのサポートが不完全で、メニューをマウスで操作できない、マウスの挙動が不自然であるといった操作性の問題も見られます。さらに、オーディオやダイアログに関するバグや、テクスチャのストリーミングに関する問題も報告されています。これにより、プレイヤーはゲームが「ベータ版」のように未完成であると感じる場面があるといいます。

Steamコミュニティ掲示板ではconfigファイルの調整によるフレームレートの向上方法を共有しています。rabidcopy氏は、詳細なconfig設定を投稿し、これにより25〜30fpsから60fpsへの改善が可能であることを報告しています。

このゲームにはカスタマイズ可能なグラフィックオプションがなく、Steam Deckや同様のスペックでは動作が悪くなります。しかし、私はC:\Users\user\AppData\Local\lollipop\Saved\Config\Windows\GamerUserSettings.ini
の[ScalabilityGroups]を変更することで、1080pで25〜30fpsのカクカクした動作から、安定した60fpsに改善できました。Steam DeckやLinuxでは、ゲームのappidに一致する特定のcompatdataフォルダを見つける必要があります。

以下の設定に変更して保存しました:

[ScalabilityGroups]
sg.ResolutionQuality=100
sg.ViewDistanceQuality=1
sg.AntiAliasingQuality=1
sg.ShadowQuality=1
sg.GlobalIlluminationQuality=1
sg.ReflectionQuality=1
sg.PostProcessQuality=1
sg.TextureQuality=1
sg.EffectsQuality=1
sg.FoliageQuality=1
sg.ShadingQuality=1

https://steamcommunity.com/app/2658450/discussions/0/4756452833140074764/

Redditの「r/LollipopChainsaw」コミュニティで、あるユーザーは「公式ポートはSteam Deckで20fpsしか出ない。エミュレーションの方が優れている」と語り、公式の技術的な欠陥を指摘しています。また、「Hey Mickey」のライセンス曲が再取得されていないことや、720pの低解像度テクスチャがそのまま使用されている点も、ファンの不満を高めています。

他のユーザーは、「ゲームプレイがスムーズではない」「エフェクトが過剰」「モーションブラーがオフにできない」といった具体的な問題点を挙げつつも、これらはパッチで修正される可能性があることを期待しています。また、PS5での60fps体験に満足している一部のユーザーもおり、「完璧なゲームではないが、懐かしさがある」と好意的な評価をしている声もあります。

さらに、サウンドトラックやボス戦の一部が変更されたことに対して失望感を示す意見もあり、「Zedのボス戦が魂の抜けたものになっている」と、元の魅力が損なわれたと感じるユーザーも見受けられます。特に価格に関しても40ドルという設定は「不適切」との声が多く、特に地域別価格が導入されていない地域では、さらに割高感が強まっています。

コミュニティの中では「エミュレーションの方が優れている」という声や、「一部のバグは今後修正される可能性があるが、現時点では期待を下回る結果だ」との意見が多く見られます。ゲームのファンであるがゆえに、リマスターに対する期待が高く、それを裏切る結果に対する失望感が表れています。

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