『ファイナルファンタジー XVI』のPC版が日本時間9月18日にSteamとEpic Games Storeでついにリリースされます。スクウェア・エニックスの最新作である本作は、PlayStation 5での発売から時間が経ち、PCゲーマーにとって待望の瞬間となっています。しかし、発売前にプロデューサーである吉田直樹氏が、MODコミュニティに対して異例の呼びかけを行いました。
MODコミュニティの反応は冷淡?過去作から見る今後の展開
PC版のリリースを前にして、吉田氏はPC Gamerとのインタビューで、ゲームにおける「不適切または侮辱的なMOD」の作成や使用を控えるようファンにお願いしました。この要請は、特にインターネット上で広がる過激なMODを念頭に置いたものであり、彼は「チームとして、そのようなコンテンツは望んでいない」と述べています。
私が言えるのは、侮辱的または不適切なものは絶対に望んでいないということです。ですので、そのようなものを作ったり、インストールしたりしないでください。
吉田直樹
しかし、MODコミュニティの反応は冷ややかで、これまでの大作ゲームのリリース時と同様、MOD制作者たちは独自の創作を続けることが予想されています。Redditのr/Gamesでは、多くのユーザーがこの話題についてユーモアを交えた議論を展開しています。あるユーザーは「ベンチに置いたハムサンドを、カモメに「食べないでね」と頼んで席を外すようなもの」と吉田氏の要請を皮肉り、実際にはMODが作成されるのは避けられないだろうと指摘しています。
また、別のユーザーは「吉田氏はMODが制作されることを十分に理解しているが、発言は形式的なものである」とし、過去に『Final Fantasy XIV』でも似たような発言をしたことを思い出す声がありました。さらに、MODがゲームの魅力を高め、PC版の売り上げに寄与する可能性が指摘されており、特にキャラクターのヌードMODやその他の過激な内容のMODが早期に登場するだろうとの見方が広がっています。
このような背景の中で、ゲームのMOD文化がどのように展開するのか注目される一方、吉田氏の要請がどれだけ影響を与えるかは未知数です。