NVIDIAの次世代グラフィックカード「RTX 5090」の価格に関するリーク情報が話題となっています。著名リーカー「Moore’s Law is Dead」が公開した情報によれば、RTX 5090の価格は1,999ドルから最大で2,499ドルに設定される可能性があり、この価格帯に多くのゲーマーや業界関係者が注目しています。
このリークでは、NVIDIAがパートナー企業に提示したとされる価格表が公開されており、具体的な価格としては以下のように報告されています。(1ドル150円換算)
- RTX 5090 32GB: 1,999ドル〜2,499ドル(299,850円〜374,850円)
- RTX 5080 16GB: 1,199ドル〜1,499ドル(179,850円〜224,850円)
- RTX 5070 12GB: 599ドル〜699ドル(89,850円〜104,850円)
CES 2025での発表が鍵に:RTX 5090の正式価格は?
この価格帯に対して、ゲーマーやハードウェア専門家からはさまざまな反応が寄せられています。一部の専門家は、RTX 5090の価格がこれほど高騰することに疑問を呈しており、特にリーカーkopite7kimi氏は、この価格情報を「フェイク」と断定。彼は、RTX 5090の価格は現在の「RTX 4090」(初期価格1,599ドル)から大きくは上がらないだろうと予測しています。(𝕏リンク)
ただし、NVIDIAは正式な価格発表に関してはまだコメントしておらず、今回のリークがどれほど正確かは未知数です。特に、NVIDIAがRTX 5090の価格について、顧客の反応を見るために高い価格設定をリークした可能性もあり、最終的な価格がどうなるかについては2025年1月のCESでの公式発表まで分からない状況です。
NVIDIAのCEOであるジェンスン・フアン氏は、2025年1月6日に開催されるCESで、次世代のRTX 50シリーズに関するプレゼンテーションを行う予定です。(参考リンク)この発表では、RTX 5090やRTX 5080の詳細なスペックやパフォーマンスについても紹介されると期待されています。
RTX 5090と他モデルのスペック予測
現在リークされている情報では、RTX 5090は大幅な性能向上が期待されています。主要な特徴には、32GBのGDDR6Xメモリが搭載され、最新のDLSS技術を活用することで、4Kおよび8K解像度でのゲーミングパフォーマンスが劇的に向上すると予想されています。また、消費電力の増加や発熱問題が懸念されていますが、それに対応するための改良された冷却技術も採用される見込みです。
RTX 5090のスペック
- CUDAコア: 21,760 (RTX 4090は16,384)
- メモリ: 32GB GDDR7 (RTX 4090は24GB GDDR6X)
- メモリバス: 512ビット (RTX 4090は384ビット)
- メモリ帯域: 1,568GB/秒 (RTX 4090は1,008GB/秒)
- 消費電力: 600W (RTX 4090は450W)
RTX 5080のスペック
- CUDAコア: 10,752 (RTX 4080は9,728)
- メモリ: 16GB GDDR7 (RTX 4080は16GB GDDR6X)
- メモリバス: 256ビット (RTX 4080と同じ)
- メモリ帯域: 784GB/秒 (RTX 4080は717GB/秒)
- 消費電力: 400W (RTX 4080は320W)
流石に高すぎる!?PCゲーマーの反応は賛否両論
RTX 5090の価格リークに対する反応はさまざまであり、多くのゲーマーがこの高価格に対して不安を表明しています。特に、現在のRTX 4090が1,599ドルで販売されている中で、2,499ドルという予測価格は、さらなるコスト負担を意味するため、一般消費者の購入ハードルが一層高まる可能性があります。
また、他の次世代モデルである「RTX 5080」や「RTX 5070」もそれぞれ1,499ドルと699ドルで販売されると予想されていますが、これらの価格も十分に高額であり、次世代GPUに対する期待と懸念が交錯しています。
今回のリーク情報は、NVIDIAの次世代グラフィックカードに対する関心をさらに高める一方で、価格に対する不安も浮き彫りにしています。CES 2025での公式発表が待たれる中、多くのゲーマーたちは、NVIDIAがどのような戦略で次世代のGPUを市場に投入するのか、また最終的な価格設定がどうなるのかに注目しています。
NVIDIAはこれまでの実績を踏まえ、パフォーマンスと価格のバランスをどのように取るのかが注目されており、CES 2025での発表はゲーマーにとって非常に重要な瞬間となるでしょう。