Obsidian Entertainmentの代表、ファーガス・アーカート氏は、YouTubeチャンネル「Limit Break Network」に出演し、現在進行中のプロジェクトについて語りました。
特に注目されるのは、人気RPG『The Outer Worlds 2』の開発が順調に進んでいるという報告です。アーカート氏は、開発チームの高い理解力と経験がプロジェクトに大いに貢献していると述べ、初代『The Outer Worlds』に携わったメンバーがその経験を活かしていると強調しました。
『The Outer Worlds 2』は、数年前に発表されたゲームで、現時点ではあまり情報が出ていません。このゲームがどうなっているかについて、何かアップデートできることはありますか？実際、順調に進んでいます。そして、もちろん、これはいつでも簡単に言えることですが、実際には本当に順調です。私はチームにとても感心しています。
AAAタイトルのリスク増大と多様なゲーム体験の重要性について語る
アーカート氏はまた、ゲーム業界が過去数十年で大きな変化を遂げたことについても語っています。特に、AAAタイトルの制作に伴うリスクが増大している点を指摘し、現在のゲーム開発は莫大なコストと時間を要する一方で、多様なゲーム体験を提供することがますます重要になっていると述べました。プレイヤーの嗜好が細分化され、ニッチなジャンルやサブジャンルが成長していることが業界の未来にとって重要だとしています。
アーカート氏はさらに、自身に影響を与えた過去のゲームとして『Civilization』を挙げ、その体験を再び新鮮な気持ちで楽しみたいと語りました。彼にとって、初期の『Civilization』は、当時の技術で実現された壮大なシミュレーションとして非常に印象的だったとのことです。
最初の『Civilization』ですね。私にとってそれが一番でしょう。あれをテーブルトップゲームでどうやって遊べたのか想像もつきません。そして最終的に、入植者が小さな町を作るところから宇宙船を建造するところまで、全てを体験できるという驚きの体験を味わえたのです。それをもう一度新鮮な気持ちで体験できたら素晴らしいでしょう。おそらく『Civilization』の2から6までの記憶も消さないといけないでしょうが
最後に、アーカート氏はPCゲームの一時的な衰退とその復活についても言及し、過去の経験が今後の課題解決に役立つとしています。また、ゲーム開発者の教育において、プログラミングやゲームエンジンの理解が重要であると強調し、効率的な開発が業界の持続可能な成長に寄与すると述べました。
Obsidianは次世代ゲーム開発に向けて、Unreal Engine 5を基盤とした技術を整えており、今後のプロジェクトにも期待が高まっています。