CD Projekt REDは、PC版『サイバーパンク 2077』の最新アップデート2.13を配信しました。このパッチでは、AMDのFidelityFX Super Resolution 3.0(FSR 3.0)フレーム生成機能が新たにサポートされ、より高いフレームレートを実現できるようになりました。この技術により、グラフィック性能が強化され、プレイヤーは滑らかなゲーム体験を楽しむことができます。
アップデートによるパフォーマンス向上とバグ修正
FSR 3.0は、メニューの「設定」→「グラフィック」→「クイッククオリティ設定」で有効にでき、これにより古いグラフィックカードを使用しているプレイヤーでも高フレームレートを維持することが可能です。ただし、AMD FSR 3.0のフレーム生成を利用する際には、フレームレートが60fps以上であることが推奨されています。低いフレームレートでの使用は、アーティファクトや画面のカクつきが発生する可能性があります。
また、最新アップデートではIntel Xe Super Sampling 1.3のサポートも追加され、さらにDLAA(ディープラーニングアンチエイリアス)とDLSS Ray Reconstructionを同時に使用することが可能になりました。これにより、リアルタイムレイトレーシング効果が強化され、グラフィックの品質がさらに向上します。
今回のアップデートには、他にも複数のバグ修正やゲームの安定性向上が含まれています。特に、視覚的な不具合やパフォーマンスの向上に注力した内容となっており、プレイヤーにとってより快適なゲーム環境が提供されます。
一方で、MODを活用しているユーザーからは、アップデート後に多くのMODが動作しなくなっているという報告が相次いでいます。Redditコミュニティ「r/cyberpunkgame」では、MODの依存関係が崩れたためにゲームが起動しないといったトラブルが多発しており、これを受けて多くのプレイヤーがMODの更新を待たざるを得ない状況です。特に、「FSR 3.0」を有効にした際に発生する問題が指摘されており、一部のユーザーは古いバージョンに戻すことを検討しています。
公式によるパッチノートはこちらからご確認下さい。