映画版『ボーダーランズ』が、ゲームシリーズの過激な内容から一転して、PG-13の年齢制限を受けることがComicbookが報告しています。この評価は、マーベル映画と同様に、過度な暴力や不適切な言葉が排除された内容を意味します。
内容の変更とファンの反応
『ボーダーランズ』は、Gearbox Softwareが開発し、2K Gamesが販売するアクションRPGシリーズです。プレイヤーは、架空の惑星パンドラを舞台に、略奪や戦闘を繰り広げるキャラクターを操作します。独特のアートスタイルとユーモア、過激な暴力表現が特徴です。
そんな本シリーズは、常にM(17歳以上対象)の評価を受けており、暴力的なシーンや過激な言葉が特徴でした。しかし、映画版ではこれらの要素が大幅に抑えられることになります。この変更により、原作ファンは『ボーダーランズ』の独特なスタイルや雰囲気が損なわれるのではないかと懸念しています。
監督を務めるイーライ・ロス氏はIGNとの独占インタビューで、本作品が「パンドラ」の世界を再現し、ユニークなスタイル、ユーモア、そして忘れられないキャラクターを取り入れることを目指していると語り、純粋な映像化作品とし、銃の描写の完璧さを強調しています。
PG-13評価により、これまでの過激な描写がどのように変わるのかは、映画の公開を待つしかありません。
映画版『ボーダーランズ』は2024年8月9日に全米公開予定です。
コミュニティの反応
みんなのための映画を作ろうとして、実際には誰のためにもなってない。昔からの話だな。
その通り。まさに委員会によって作られた製品の典型例だ。
これが理由で映画が悪くても頭の中では良いってことにできる。これで救われた。
なんでイーライ・ロス監督なのにPG-13なんだ?
自分の好きなシリーズが年々そのアイデンティティを失い、かつての自分を笑い物にするのを見ている。
今ではボーダーランズ4を望んでもいない、どうせ失望するのはわかっているから。
なんてこった、何を考えてるんだ…。これで映画を見る気が完全に失せた。R指定から大幅に編集された気がする。イーライ・ロスが暴力表現を抑えるなんてありえない。
イーライ・ロス
映画版『ボーダーランズ』の監督。
『ホステル』や『グリーン・インフェルノ』などグロホラー映画が代表作。
最初からPG-13のボーダーランズ映画を作ろうとしてたなら、嫌じゃなかった。ゴアや罵倒を意図的に抑えることはできるはず。でも、誰もそう思ってないよな。R指定で撮影して、それをケーブルTVバージョンにして劇場公開するだけだ。