Update2024-09-28
体験版向けのアップデートパッチが配信され、一部パフォーマンスの修正が行われました。
SEGAとATLUSが手掛けた新作RPG「メタファー：リファンタジオ（Metaphor: ReFantazio）」のデモ版がPCとコンソールでリリースされましたが、フレームレートの不安定さやグラフィックの最適化不足が大きな問題となっており、コミュニティ上で多くの議論が行われています。
高性能PCでもパフォーマンス不安定な現状
あるユーザーは、PC版に加えROG AllyやXbox Series Xでのプレイでもフレームレートの不安定さが見られ、特にROG Allyでは720pまで解像度を下げてもアンチエイリアシングがひどく、プレイは難しいと報告しています。また、別のユーザーは「最も期待していたゲームであるため、パフォーマンスの問題が解決されることを願っている」と述べていますが、PCでのプレイ時に13fpsまで低下したことに失望しています。
他のユーザーは、PCのスペックに関わらずパフォーマンスの問題を経験していると指摘しており、あるユーザーはNVIDIA RTX 4090とAMD Ryzen 9 7950X3Dというハイエンド構成で、4K解像度にも関わらずGPU使用率が低く、スタッターやフレームレートの低下に悩まされていると報告しています。さらに、RTX 3080やRTX 4070などの他の高性能グラフィックカードを使用しても、同様の問題が発生していることが確認されています。
また、ゲームがCPUの1コアしか使用していないとの指摘もあり、最適化の問題が大きな課題となっています。中には、タスクマネージャーでCPUの「アフィニティ」を設定し直すことでスタッター問題を改善する一時的な解決策が紹介されていますが、この手法はゲームを再起動するたびに手動で行う必要があります。
ゲームを開始したら、タスクマネージャーを開き、右クリックして「詳細」を選択し、プロセスを右クリックして「アフィニティの設定」を選びます。
表示されたウィンドウでは、すべてのコアがデフォルトで選択されていますが、まずは1つ以外のすべてのコアを解除して「保存」を押します。次に、再度同じ操作をして今度はすべてのコアを再選択します。
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このパフォーマンス問題に対してMOD開発者Kaldaien氏がパフォーマンス改善のための「Special K」を公開。これにより、一部の問題は解消され、90fps以上のパフォーマンスを達成できるケースも出てきています。ただし、このMODを使用してもCPUの特定のコアが高負荷状態になり、依然としてCPU最適化の問題が残っていることが確認されました。
現時点では、ATLUSが公式にこれらのパフォーマンス問題を修正するアップデートを提供する予定はなく、PC版での快適なプレイを期待するユーザーは、コミュニティによるMODに頼るしかない状況のようです。